今やテレビに、ラジヲに、ネットにと姿を見ない日の方が珍しくなった、陸上選手の十種競技元日本チャンピオン武井壮さんですが、テレビの企画などもあり、彼の睡眠時間、睡眠方法が巷やネットで話題を呼んでいます。
ここでは、ラジヲやテレビを通しての武井壮さん本人の発言を元に、睡眠時間や方法、そこにたどり着いたわけ、それについての医師のコメント、見解等をまとめています。


武井壮の経歴や人物像
武井壮さんは1973年5月6日生まれ、東京都出身。十種競技元日本チャンピオンという肩書きを引っさげ、現在は百獣の王タレントとして活躍中です。
神戸学院大学と中央学院大学の2つの大学に通った経歴を持つ勉強家。 アメリカにゴルフ留学の経験もあり英語を習得。
日々百獣の王になるためのトレーニングを怠らず、見事な肉体、体力の持ち主です。

武井壮の睡眠時間
武井壮さんはあまり寝ないことで有名。平均したら1日45分程度という話からテレビ番組でも検証が行われましたが、本人曰く、実際は45分の睡眠を3回程度に分けて取る、分割睡眠をしているとの事です。
しかしその睡眠の質は非常に高く、常人の2倍以上の効率で睡眠をとっていることも判明しています。

武井壮の睡眠をテレビ番組が検証
武井壮さんの睡眠をテレビで取り上げ、一日を通して脳波を検証した番組では、睡眠専門クリニックの医院長が驚きを隠せない様子でした。
過去9千人の患者を見てきた先生に、武井壮の睡眠データを検証してもらった結果、「こんな人はいない」と言わしめる睡眠だったのです。
その睡眠とは、通常の成人男性が横になってから、眠りに付くのに平均15分程度かかるところ、武井さんは電気を消してからわずか1分で眠りにつくという驚異の寝付きの良さを発揮!
さらに、深い睡眠に到達するまで、通常の成人男性なら25分程度かかるものを、わずか14分後に到達という驚きのデータを見せました。

そしてもう一つ大きな特徴が、総睡眠時間に対する深睡眠滞在時間の長さです。
6時間以上眠る通常な人が、総睡眠時間に対する深睡眠滞在時間の長さは20%程度ですが、武井さんの睡眠では、なんと約半分の50%が深睡眠という結果になったのです。
深睡眠時には成長ホルモンの分泌も盛んになり、疲労回復や体のメンテナンス作業に必要な睡眠と考えられています。
この睡眠効率が、通常の人の約2.5倍というデータ結果ですから、あまり寝なくても活動できるというのは、納得のいく話と共に、羨ましいい睡眠の質の持ち主だと分かったのです。

武井壮のtwitterで自身の睡眠にコメント
武井壮さんの睡眠が短くて効率的だということは分かりましたが、1日45分だということについて自身のツイッターで実際の睡眠について語っています。
どうやら1日45分ではなく、1回45分くらいを3回とっているそうです。分割睡眠ってやつですね。
オレの睡眠時間は1日45分だという情報はちと違う。。医師によるとオレは45分の睡眠で一般人の7時間睡眠と同程度の長さレム睡眠が取れている。。だから45分でも充分休息が取れる。。それを1日3回は取るから、1日21時間睡眠してる計算。。短い睡眠時間で猛烈に回復する男、それが武井壮。。
— 武井壮 (@sosotakei) August 30, 2013

睡眠を少しずつ短くして回数を増やして、快適に眠れた時の室内と屋外の気温や湿度や天気、寝具や衣類の素材を全てチェックして短い睡眠で回復できると体と脳に覚えさせるんです。。みなさんが夜は長く寝ないと回復しない、と覚えているように。それはただの習慣なのでより有効な習慣に変えるんです。。 https://t.co/3ogJUXQ3AJ
— 武井壮 (@sosotakei) February 10, 2017

昨晩は8時間睡眠してしまった。。特に決めてたわけでもなんでもないし途中で目覚めたにも関わらず寝た。。必要だったってことだな。。猛烈に深い睡眠すぎで途中で猛獣が襲って来てたら反撃もできなかったレベル。。たまにはいいね、バケーションみたいな感覚だわ٩( ᐛ )و
— 武井壮 (@sosotakei) July 10, 2017
武井壮ラジヲで語った睡眠についての考え方がすごい
武井さんは自身の睡眠法に至った経緯や、理論・考え方についてラジヲでも語っていました。
武井壮の睡眠法
・「寝るって行為は俺にとっては治療」「眠いはウソ」
・「(ラジオ収録にて)トークしてるだけなら俺にとっては睡眠」
・「風邪ひいた時に39.5℃熱出たが、6時間寝たら完全復活した」
・「空いた時間に仮眠をチョコチョコ取ればそれで足りる」
・「学生時代から6年間体温と、外と寝室の気温湿度を測って研究していて、疲労回復の最適の環境を知っている」
・「最初は8時間寝てたが、今後8時間寝てたら20年寝る計算になるから、すげえもったいないと思った」
・「最初は8時間を3-3-2に分割して、どれだけだるいのか試してみた」
・「その後2-2-2にしたり、1-1-1-1とかいろんなパターンを試してみて、体調と疲労回復具合をひたすらチェックしてみた。」
・「8時間に1回45分の睡眠があればイケルって気づいた」
・「1万人からデータ取るより、自分で自分の睡眠のデータを取ってきたから、(自分の睡眠については)医者がなんと言おうが俺が正しい」
などなど、聞けば「へぇ~」と感心してしまう内容でした。若い頃から、自分の体を絶好調に保つ術を研究していた超人は睡眠の達人でもあったのです。

分割睡眠について
武井さんのテレビやラジヲでの睡眠の話、ツイッターのコメント等を見聞きしていると、どうやら経験的・実践的に、睡眠を分割する事に辿りついたようですが、この、睡眠を一度に多く取らないで、何度かに分けて取る睡眠のことを「分割睡眠」といいます。
有名なのは4時間寝て8時間活動する「海軍式睡眠」があります。
他にもヨットの一人乗りレースではもっと短い睡眠を小刻みに取る分割睡眠が行われています。
個人的には、分割睡眠を習得すれば生産性も上がり、羨ましいい睡眠だとは思うのですが、人によって睡眠の仕方には向き不向きもがあったり、万人向けではないようにも感じます。
日頃からあまり寝なくても平気という人は、平均睡眠時間などにとらわれることなく、習得にトライしてみるのもいいかもしれません。分割睡眠の方が合う可能性もあります。

自分に合った睡眠時間は人それぞれ
さて、武井さんの睡眠から感じることは、やっぱり理想の睡眠時間は人それぞれ全く違うんだなと感じます。
その日の体調にもよりますし、その日の疲れ具合や、その人の基礎体力、日中の仮眠の有無などで、必要な睡眠時間は違ってくるんだなと再確認させられました。
睡眠の質”がやはり大事!
もっと言うと、”睡眠の質”がやはり大事デスね。
それだけに武井さんがツイッターでつぶやいた「必要だった」という言葉が印象的です。
「理想の睡眠時間」や、「日本人の平均睡眠時間」等に惑わされることなく、そういうのは、あくまでも目安程度に考えることが大切なんですね。
自分に合った睡眠時間は、自分を良く観察して、自分の経験や体験から導き出すのが一番いいという事でしょう。
